一般社団法人 延岡青年会議所 (公式ページ)

延岡青年会議所の紹介
NOBEOKA JUNIOR CHAMBER

理事長所信2022

桑原 一太

第66代 理事長桑原 一太

はじめに

この延岡(まち)が好きだ!

 

この思いが私を突き動かす原動力となっています。

経済は発展し、文化は継承され持続的発展を続ける、この延岡(まち)に愛着と誇りを持つ人で溢れている。大人たちは、地域の宝である子どもたちの成長を心から願い、未来を担う人財の可能性を無限大に広げている。私たち若者は未来に夢や希望をもって熱い思いを持ち行動することで、地域を持続的に発展させる起爆剤となり、明るい豊かな社会の実現に向けて未来を照らし続けている。私はそんな延岡(まち)の未来像を描いています。一般社団法人延岡青年会議所は本年創立65周年を迎えます。65年間立ち止まることなく、明るい豊かな社会の実現を目指して、幾多の困難を乗り越え、前へと進み続けてきました。これから先の未来に向かって感謝と誇りを持ち、私たちが一歩踏み出すことで、延岡(まち)の未来は必ず輝き続けると信じています。

 

魅力ある強固な組織を創るために

 人はどの様な人に魅力を感じるのか。私は一生懸命な人に魅力を感じます。一生懸命な人は目の輝きが違い、ポジティブな言動が多く、人を惹きつける力があります。そのような人たちが集結した組織が青年会議所であるべきです。メンバー一人ひとりが限られた時間の中、本気で地域の未来を真剣に考え、一生懸命に未来に向かって活動することが、魅力的な組織の構築に近づきます。

青年会議所には年齢制限があります。会員はいかなる人種、国籍、性別、職業、宗教であってもかまいませんが、満20歳から40歳までであることを要します。したがって、いかに有能で活動的な会員であっても、満40歳に達したら卒業しなければなりません。しかし、この年齢制限があるからこそ、青年会議所は若さを失わず、常に希望に溢れ、未来に向かって前進を続ける組織として活動することができます。この組織を持続可能にするためには継続的な会員拡大が必要不可欠です。自分たちが住むまちに関心を持ち、地域や未来ある子どもたちのために行動する仲間を一人でも多く増やしていくこと。それこそが青年会議所運動の根幹であり会員拡大の目的であると考えます。なぜ会員拡大が必要なのかをメンバー一人ひとりが理解しなければ会員拡大などできるはずがなく、青年会議所を勧められた人にも何一つ伝わりません。私が先頭に立ち率先して行動することにより、思いは伝播しメンバー一人ひとりの意識を高めながら、魅力ある強固な組織を創っていきましょう。

 

 

光り輝く未来に向かって

 延岡青年会議所は長年に渡り、関係諸団体の皆さまとともに高速道路建設促進運動に取り組んでまいりました。九州中央自動車道においては、2021年8月21日に高千穂日之影道路日之影深角IC~平底交差点間が開通し、この開通をもって高千穂町と日之影町が結ばれることとなりました。九州中央自動車道は九州全体の産業・観光振興などに資するとともに、災害時には、人命救助や救援物資の輸送等を担う「命の道」でもあり、極めて重要な道路です。本年も継続して一般社団法人熊本青年会議所や関係諸団体の皆さまと連携を図り、一日も早い九州中央自動車道の全線開通を目指し、未来に向かっての運動を活発に行っていきましょう。

 私は延岡青年会議所に入会して、様々なまちの魅力を学びました。これまでの「延岡には何も無い」などのネガティブなイメージから、周りに紹介したくなるようなポジティブなイメージに意識の変革が起こったことで、まちの魅力や誇りを多くの方に発信したいと思えるようになりました。その中で、創立50周年記念事業として作成した「延岡蓬莱かるた」では、延岡には自慢できる偉人・文化・歴史・名跡・名産など誇れるものが数多くあり、また、創立60周年より「延岡城下町ブランド」の確立を目指し「延岡城下町プロジェクト」と題して継続的に運動をして展開してきました。生まれ育ったまちの歴史や文化を改めて学び、多くの方々に郷土延岡城の魅力と誇りを知る機会を創出し、延岡城下町ブランドの確立を目指すとともに郷土愛に溢れる延岡の実現に邁進していきましょう。

 

子どもたちに夢を

 近年、IT産業の普及により子どもたちを取り巻く環境も変化してきているなか、人と人とが繋がり易くなった一方で、地域社会との繋がりが希薄になり、地域での様々な年齢や立場の人々と直接触れ合う機会が減少してきています。地域の宝である子どもたちは無限の可能性を持ち、夢や希望を持った子どもたちは地域の活力となります。そのような子どもたちの夢や希望の実現に向けて、私たち大人が模範となるような魅力ある人財に成長し、地域の子どもたちの育成に真剣に向き合うことで、才能を最大限に引き出し伸ばす環境を作ることが必要であると考えます。そして、子どもたちの今後の人生において、夢や希望の力は大きな原動力となりその力はこの地域にとって明るい未来へとつながっていくと確信します。

 

スポーツで輝く未来

 スポーツには無限の可能性があり、スポーツには人の心を動かす力があります。延岡青年会議所では、創立35周年に「アスリートタウン構想」を提唱し、現在ではアスリートタウンとして市民と行政が一体となり、延岡の特性であるスポーツを活かした運動や交流を進めながらスポーツによるまちづくりを長年行ってきました。2021年に行われた東京オリンピック・パラリンピックにおいては、延岡市にゆかりのあるアスリートたちが多く活躍し、私たち市民は元気と勇気をいただききました。スポーツを「する・観る・支える」の観点からスポーツを通じて延岡の有する恵まれたスポーツ環境を活かし、子どもたちの夢や希望を育むとともに、スポーツに積極的に関わることで地域を活性化させ、スポーツの可能性を最大限に生かした夢づくり、人づくり、まちづくりに邁進していきましょう。

 

創立65周年を迎えるにあたり

 1957年7月25日134番目の青年会議所として延岡青年会議所は設立しました。65年の歴史の中で、青少年育成事業、郷土愛の醸成、高速道路建設促進運動、アスリートタウン構想を軸とし運動を展開してきました。創立65年の節目を迎える今、これまで歩みを止めず歴史を積み重ね運動を行ってきた先輩方に改めて深く感謝申し上げます。私たちは今一度、創始の精神を感じ、家族、会社、市民の皆様や関係諸団体の皆さまのお力添えがあり活動できていることの感謝を胸に刻み、創立65年の誇りと自信を持ち地域のリーダーとして、これまで以上に地域に必要とされる組織となるべく、メンバー一丸となって歩みを進めて参りましょう。そして、これから先の未来へと進むべく、青年会議所の理念と私たちJAYCEEの心を大切に、延岡の明るい未来へ躍動して参りましょう。

 

結びに

 もし飛べないなら走ればいい、走れないなら歩けばいい、歩けないなら這えばいい、何をするにせよ私たちは前進し続けなければならない。私たちは歩みを止めずに挑戦することに喜びを感じ、挑戦することでの結果は成功しかなく、何もしないことが失敗である。思いは諦めない限り必ず達成する。さあ一歩踏み出そう。未来は常に私たちの手の中にある。絶対に輝かせよう。

みんなでJCの強さを示そう。

歴代の理事長所信
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