基本方針

1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所設立から、日本の青年会議所（JC）運動は始まりました。 共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとにここ延岡の地にも1957年7月に延岡青年会議所が設立されました。その創始の精神を脈々と受け継ぎ、2022年に創立65周年という節目を終えた今、我々は今一度「何のために」「誰のために」をしっかり見定め、これから先みらいへ向け青年らしく運動を続けていかなければなりません。

青年会議所は本当に地域から期待されている団体でしょうか。市民や行政から頼りにされている団体でしょうか。「青年会議所しかない時代」から、NPO法人や様々な団体が活発に活動されている現在では「青年会議所もある時代」と言われ、一昔前に比べると「青年会議所って何をやっているの？」「JCってどんな団体？」と思う人々の割合が増えてきていないでしょうか。そのような疑問に明確な答えを示すために、まずは所属する組織に誇りを持たなければ説得力を持つことはできない。私はメンバー全員が青年会議所運動の本質を知り、誇り高く輝く未来へ向け運動を行えるようメンバーの意識変革を行ってまいります。しかし、青年会議所には20歳から40歳までという限りがあり毎年多くの優秀なメンバーが卒業していきます。組織を繋いでいくためには会員拡大が必須であります。会員一人ひとりが会員拡大への意識を高め、拡大の意義を理解し自分事として情熱と気概をもち組織一丸となって拡大を進めましょう。そして新しいメンバーには新入会員のみで構成される委員会で一年間、しっかりと学び何でも吸収して欲しい。共に過ごす同じ委員会メンバーは唯一無二の同期であり、一生の付合いが出来る仲間になる。我々会員はそれを経験してきたのだから。その経験を活かし、しっかりと迎え入れ、最善の環境を整えてあげたい。そうした中で各事業の参加や、自ら事業を構築し、地域に意識を向けることや将来に希望を持ち、仲間へのおもいやりを体感し、自立してくれることを期待していきたい。

2023年度は創造・前進。「創る」と「造る」で「創造」歴史をしっかり継承しつつ、新しいことをつくり、前進していこうという甲斐理事長の情熱がとても伝わるスローガンのもとに私はさらに一歩踏み出し、延岡青年会議所のみらいを支えていきます。