無常の送り火 流れ勧請
むじょうのおくりび ながれかんじょう
「流れ灌頂」は、初盆を迎える家や先祖の霊を慰める人たちが、手作りの和紙灯篭に灯りを燈し夕暮れの五ヶ瀬川に流す祭事で、毎年8月18日に行われます。
江戸時代から伝わる伝統行事で、河川の多い延岡で水害や水難事故の犠牲者の霊を供養するために始まったものと言われています。
夕暮れの川面に数多くの灯篭が浮かび、ほのかな灯りを燈しながら悠然と川を下っていく様は、見るものに悠久の刻を感じさせます。
水郷延岡に秋の訪れを告げる風物詩ともなっています。
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