大敷網のブリ大尽
おおじきあみの ぶりだいじん
「大敷網」は延岡市赤水の網元に生まれた日高亀市が考案した、画期的な漁法です。明治初期の赤水沖合いには1月から3月にかけて、毎日のようにブリの大群が押し寄せていました。
しかし当時の漁民は従来の1本釣り漁法に頼るより方法がなく、なんとかまとめて獲りたいというのが、亀市の父の夢でした。
亀市はその父の意思を継ぎ、亀市の長男英三郎とともに研究に取り組み、明治25年2月、ついに「大敷網」が完成したのです。
この年の漁期が終わるまで大漁は続き、18万2千匹ものブリを水揚げすることができました。
この成功により亀市は莫大な利益を手に入れ、「ブリ大尽」として全国に名を知られるようになったのです。
君は何枚覚えたかな?文字をクリックすると、かるたと解説が開くよ。