落差千尋 行縢の滝
らくさせんじん むかばきのたき
登山口から自然林の生い茂る沢沿いの山道を登っていくと、そそり立つ一枚岩のような行縢山を真っ二つに割るかのように幅20m、落差77mという壮大な「行縢の滝」が姿を現します。
「行縢の滝」は「日本の滝100選」に選ばれており、絶壁を静かにつたう布引の滝は実に壮観です。
熊襲征伐の折にこの「行縢の滝」を見た日本武尊が、「布引の矢筈の滝を射てみれば 川上たける落ちて流れる」という歌を詠んだとの伝説も残っております。
また「行縢」の名前は、山全体に奇岩絶壁がそそり立ち、頂上は東岳(雄岳)、西岳(雌岳)と呼ばれる2つの岩峰からなっている様が、昔の武士が狩の際に腰から脚部にかけて着用していた行縢と呼ばれるものに似ているところに由来しています。
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