先人の知恵 畳提
せんじんのちえ たたみてい
延岡市街地の北町、船倉町、紺屋町の五ヶ瀬川沿いの堤防の上に高さ60cm程のアーチ状の高欄(橋の手すり)のようなものがあります。
これが「畳堤」です。畳堤を上から見ると約7cmの隙間があります。
洪水の時には、この隙間に家の畳をはめ込み、堤防を越えようとする水を防いでいました。
枠の寸法は、この地域で1番使われている畳がちょうど入るサイズで、隙間の幅7cmは、水を含んだ畳が膨れた時の厚さに対応しています。
畳は周辺の住民が自宅の畳を持ち寄りはめ込んでいたそうです。
川と共に生きた先人の治水対策の知恵で、住民が互いに協力してまちを守ったシンボルと言えます。
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